LTE、AXGP、WiMAXの違い

高速モバイル通信は、現在の3G携帯の通信方式W-CDMAをベースにしたHSPA等(サービス名ULTRA SPEED、EMOBILE G4)とモバイルWiMAX(サービス名UQ WiMAX)、それに次世代通信方式であるLTE(サービス名Xi、イーモバイルLTE)、AXGP(サービス名Softbank4G)を加えて全部で4種類があります。

 

次世代高速モバイル通信の規格であるLTEは、下り最大75Mbpsと盛んに宣伝していますが大部分はまだ下り最大37.5Mbpsです。
高速性を売りにしているLTEも都心の通勤時間帯などはすでに混雑して繋がりにくかったり速度が落ちているようです。

 

次世代高速モバイル通信のサービスについてはもう一度きちんと理解するのがいいでしょう。

 

ここでは、次世代高速モバイル通信サービスのイー・モバイルLTEとXi(共にLTE)、Softbank4G(AXGP)とWiMAXについてサービスエリアや通信速度について比較します。

 

LTE、AXGP、WiMAXの違い

 

LTE

携帯電話の次世代通信規格として認定された国際規格です。国内ではDocomoが最初で2010年12月24日にサービスを開始しました。携帯電話用として音声通信を使うことを前提に開発されました。FDD-LTEと言います。

 

この通信規格を採用しているのはDocomoとイー・アクセス、そしてauもSoftbankも相次いで採用して2012年9月21日からサービスを開始しました。
携帯電話のキャリアが全てこの通信規格の採用に踏み切ったことから、国内の次世代携帯電話の通信規格はFDD-LTEに統一されました。

 

国際的にみてもFDD-LTEが携帯電話の通信規格として欧米では最もメジャーになります。

 

従来の通信に比べて下り100Mbps以上(理論上最大値326.4Mbps)の高速通信が可能で、データ受信の開始までが速く(低遅延)、、移動中や微弱な電波でも切れにくいという特性があります。
反面、上りと下りにそれぞれ専用の周波数帯を使うので周波数利用効率が低いという弱点があります。

 

AXGP

Softbankの傘下の電気通信事業者であるWireless City Planningが採用した次世代通信規格です。TDD-LTEとも言います。AXGPは中国で使われている通信規格と互換性があります。
通信は一つの周波数帯を使って時間を切り替えて上下の通信を行うので電波の利用効率がよく、FDD-LTEに比べて下りの通信速度が速いという特徴があります。

 

Softbankは、Wireless City PlanningのMVNO(仮想移動体通信事業者)としてSoftbank 4Gのブランドでサービスをしているのが実態です。

 

一方SoftbankはSoftbank 4G LTEというサービスも開始しましたが、これはテザリングがなくスマートフォンやタブレット等の専用サービスです。
データ通信はSoftbank 4Gであり、公式サイトでもそのように表記されています。

 

AXGPは、WiMAXと同じく2.5GHzという高い周波数帯を使っていますので屋内受信はやや弱いと想定されます。

 

WiMAX

無線LANの通信規格として発展したデータ通信用の通信規格です。現在モバイルに使われているWiMAXはモバイル用に改良された通信方式でモバイルWiMAXと言います。
通信速度は最大40Mbpsで、2.5GHzの周波数帯を使っているために鉄筋や大型の建築物の中で受信が弱いという特性があります。

 

先ごろ発表された次世代高速通信のWiMAX2+(最大165Mbps)という通信規格はTDD-LTEと互換があり、2013年以降にサービス開始予定です。

 

WiMAXはサービスを開始して2年以上になるので通信エリアがひろく安定した品質で通信できるのが強みです。

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